不眠症のタイプから考える睡眠薬の選び方

睡眠薬の選び方
「布団に入っても、眠れない」
「寝付けても夜中におきてしまって、それからは眠れなくなる」
など日本人の5人に1人は、不眠で悩んでいるご時世。
毎日スッと眠れて、さわやかに朝を迎えられる人は意外と少ないのです。

このサイトは眠れない夜に悩んでいる人の力になりたい!と思い作りました。
不眠の症状は、人それぞれ原因や理由があり簡単に治せることではありません。
だからこそ自らの不眠の原因を知って、適した治療をすることが大切なのです。

この記事は分かりやすく説明しているサイト、エイドワンさんを参考に睡眠薬の選び方について説明しています。

症状 早く眠りたい(入眠障害 夜中に起きてしまう(中途覚醒) 自然な眠りにつきたい
(中途覚醒・早朝覚醒)
寝付きが悪い日が時々ある
睡眠薬 ハイプロン ハイプナイト ベルソムラ
ロゼレム
ドリエル
即効性
副作用
依存リスク 少しある 少しある なし おこる場合がある

引用元:エイドワン・睡眠薬

上記の表にあるドリエルは、ご存じの通り薬局やドラックストアでも売っている薬です。
しかし睡眠薬ではなく、睡眠改善薬という分類。
慢性的な不眠症ではなく、時々眠れないという症状に対してのお薬のため市販薬として購入が可能です。
睡眠改善薬については、次の記事で紹介します。

自分の症状を知ると、自分にあった睡眠薬を見つけることができるでしょう。
しかし睡眠薬の種類は凄く多いため、選ぶのは一苦労だと思います。
このサイトが皆さんの睡眠薬選びの参考になればと思っています。

第1回目の今回は、そもそも不眠症とはどんな原因や症状でなってしまうのでしょうか。
どんな睡眠薬が効くのかを紹介します。

不眠症とは

不眠症ってなに?と聞かれるとどう答えますか?
「眠りたいのに寝付けない」
「夜中に起きてしまうと、それからずっと眠れなくなる」
「ぐっすり寝たはずなのに、全然眠った気がしない」
などいろいろな答えが出てくると思います。
上記の3点は全て正解。
不眠の症状は、さまざまな種類があるのです。

不眠の状態が1ヶ月以上続くと、不眠症と言えるんです。

・入眠障害
・中途覚醒
・熟眠障害
・早朝覚醒

など大きく分けて4種類のタイプがあるので、紹介します。

入眠障害

「布団やベットに入っても、2時間以上眠れない」
「眠りたいけど眠れなくて苦痛」
などの症状を抱えている人は、意外と多いのではないでしょうか。
そんな人は入眠障害の可能性があります。

眠りにつくまでの時間はそれぞれ個人差がありますが、健康的な人が眠りに入る時間は30分以内と言われています。

日本睡眠学会の入眠障害の規定では、眠りにつくまでの時間が普段より2時間以上多くかかる状態と定めています。

あくまで目安ですが、一番大切なことは本人が苦痛や支障を感じているかが重要なのです。

中途覚醒

「寝付きはいいけど、夜中に目が覚める」
「1度目覚めてしまうと、眠れなくなる」
「1晩に2回以上目が覚めてしまう」
など途中で目が覚めて再度入眠できない場合、中途覚醒かもしれません。

・家の近くで夜間工事が行われている
・熱くて眠れない
・寒くて目が覚める
など環境が変わったり、大きな音で起きてしまうことは誰にでもあることですよね。

中途覚醒の場合、特別な環境の変化がない状態でも目が覚めてしまうのです。
この状態が続いてしまうと、精神的に苦痛を感じるようになり不眠症と診断されます。

熟眠障害

「いつもと同じ睡眠時間なのに、眠った気がしない」
「睡眠時間は十分なのに、疲れが取れない」
などの症状は、熟眠障害の可能性があります。

眠りに大切なのは、睡眠の時間と質です。
睡眠時間が十分に取れているにも関わらず、質が低い場合は疲れが回復できずに体が安まらないのです。

熟眠障害は、睡眠時間がいくら長くても日中に眠くなってしまう過眠状態でも認められることがあります。

早朝覚醒

「目覚ましをセットした時間よりも早く起きてしまう」
「朝早くに目覚めて、まだ眠れる時間なのに再眠できない」
などの症状がある場合は、早朝覚醒の可能性があります。

年齢と共に目覚めが早くなってしまうことは自然なこと。
しかし、まだ眠りたい、疲れが取れていないなど苦痛に感じる場合は不眠症と診断されます。

毎日何時に起きるかは人それぞれ生活のリズムが違うので、バラバラですよね。
普段の起床時間より2時間以上も早く起きてしまう場合は早朝覚醒と言われています。

睡眠薬とは

睡眠薬とは
不眠症の症状によって、睡眠薬の選び方も異なります。
睡眠薬には大きく分けて、3種類あるんです。
・GABA受容体作動薬
・オレキシン受容体拮抗薬
・メラトニン受容体作動薬
不眠症の症状によって、適している薬ももちろん異なります。
3つの睡眠薬の特徴を見て行きましょう。

GABA受容体作動薬

GABA受容体作動薬は、脳の機能を低下させて眠りに導く作用があります。
睡眠薬といえば、GABA受容体作動薬と言われるほどよく使われているタイプです。
薬の即効性や作用時間によって、大きく4つに分けられます。

タイプ 超短時間作用型 短時間作用型 中時間作用型 長時間作用型
即効性
持続性
持続時間 2~4時間 6~10時間 20~24時間 24時間以上

さらにGABA受容体作動薬は、成分によってベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系・バルビーツ酸系の3つに分かれます。
いずれも神経伝達物質であるGABAの働きを強めることで、催眠作用がもたらされます。
・ベンゾジアゼピン系
鎮静作用、催眠作用、筋弛緩作用、抗不安作用があり、作用時間が超短時間作用型~長時間作用型まで幅広いため、不眠治療薬として多く使用されています。

・非ベンゾジアゼピン系
催眠作用に特化している非ベンゾジアゼピン系。
ベンゾジアゼピン系と比べると、ふらつきや転倒などの副作用が軽減されています。
効果はマイルドですが、安全性が高いと言われています。

ベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系をもっと詳しく書いた記事はこちらからどうぞ。

バルビツール酸系は、量が多くなるとGABAを介した間接的は働きかけると共に神経細胞に直接作用してしまいます。
中枢神経を抑制し過ぎるリスクが高いため、呼吸困難を起こしやすく摂取過多で死亡するケースも報告されています。
現在では睡眠薬として使われることはほとんどありません。

オレキシン受容体拮抗薬

オレキシンという覚醒状態に関与する神経ペプチドが、受容体に結合するのをブロック。
覚醒の維持を妨げて、睡眠状態を促します。

オレキシンは生理的に変動している物質で、日中は増加・夜は減少を繰り返しています。
体内のオレキシンの量を調節し、本来の睡眠作用をサポートします。
いい点は、長く服用しても依存するリスクがありません。

メラトニン受容体作動薬

メラトニンは体内時計をつかさどる物質です。
聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
20時ころから分泌されて、深夜1~2時頃にピークを迎えます。
明け方になると、太陽の光を浴びることで減少していきます。

体内の生理的物質に作用するため、依存性が少ないと言われていますが個人差はあります。

第1回目は、不眠症のタイプや睡眠薬の紹介はいかがでしたか。
これから不眠症や睡眠薬について、色々な記事を書いていこうと思っているので是非興味がある方は目を通してみてください。

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